ストリーミング
ライブストリーミングワークフロー
INTER-STREAMを使用してライブブロードキャスト(ライブストリーミング、Webキャスト)を行うためのいくつかのワークフロー例を紹介します。
これらは必ずしも唯一の方法ではありませんが、ライブブロードキャストを作成するために必要なコンポーネントを理解するのに役立ちます。
はじめに
基本的に4つのコンポーネントが必要になります。
- ビデオソース
- ライブエンコーダ
- メディアサーバー、サポートされているテクノロジで再生URLを提供するライブストリーミングサービス/CDN
(例:HLS/m3u8) - StreamClip機能拡張が実装されたINTER-STREAM
1. ビデオソース
これはWebカメラからVTR/VCRのような機器またはキャプチャカードに接続されたプロフェッショナルグレードのビデオカメラまで、何でも構いません。使途により適宜対応してください。
2. ライブエンコーダ
ライブエンコーダとはビデオソースをリアルタイムで圧縮し、特定のプロトコルを使用して特定のフォーマットでメディアサーバー/CDNに圧縮ビデオを送信できるハードウェア/ソフトウェアです。
ライブエンコーダソフトウェアの例: Adobe Flash Media Live Encoder(無償/非常にベーシックですが概ね適しています),vMix,Wirecast
3. メディアサーバー/ライブストリーミングサービスプロバイダー/CDN
メディアサーバーとは、例えばWebテレビを介してメディアコンテンツをエンドユーザに提供もしくは配信する事に最適化/特化された、Webサーバ上でホストされるソフトウェアです。
メディアサーバーはライブエンコーダによって供給された圧縮ビデオを受け取り、それをユーザにブロードキャストします。
CDN(Content Delivery Network/コンテンツ配信ネットワーク)は、単一の専用サーバーよりはるかに適しており、実質的に無制限の数の同時ユーザーにコンテンツを提供可能な(メディアサーバーを含む)サーバーのネットワークです。詳しくはCDNのドキュメントをご覧ください。
ライブストリーミングサービスプロバイダーは通常、ライブエンコーダから公開した動画を受信するために必要なインフラストラクチャを持ち、INTER-STREAMで使用するのに必要な再生URLを提供するCDNサービスです。
CDN/ライブストリーミングサービスプロバイダーの例:CDNsun.com,5CentsCDN.net,Transparent CDN
・メディアサーバーソフトウェアの例:EvoStream,Wowza Media Server,Nimble,Adobe Media Server,Red5
4. INTER-STREAM
INTER-STREAMは、StreamClip機能拡張を介してストリーミングまたはプログレッシブ再生をおこない、メディアコンテンツをユーザーに表示するためにメディアサーバーと接続します。
マルチデバイスライブストリーミング(HTML5/Flash/Android/iOS/etc.)
複数のデバイスと互換性のあるブロードキャストを計画している場合は、次のワークフローを使用します。
設定例)
- ビデオソース:高品質ウェブカメラ(USB)またはDVカメラ
- ライブエンコーダ:ライブエンコーダはUSBカメラ、Firewireポート、または何らかのキャプチャデバイスを使用してビデオFeedを受信します。
・オプション:- 1. Adobe Flash Media Live Encoder(無償版)+ MainConcept ACCプラグイン
- 2. Wirecast / vMix
- ビデオトラック:H.264ベースライン
- オーディオトラック:AAC
- メディアサーバー:専用サーバーにインストールされたEvoStream Media Server
- INTER-STREAM + StreamClip機能拡張
ストリーミングビデオ帯域幅計算ツール
ビデオストリーミングに必要な帯域幅を計算します。
注:アップロード公開も帯域幅(トラフィック)の計算に使用される為、"1"を追加するものとします。
100人のユーザーのトラフィックを見積もりたい場合は、101人のユーザーを入力する必要があります。