その他
Docker上でのEMSについて
Dockerとはラップトップ、データセンターの仮想マシン、クラウドなど、開発者やシステム管理者が分散アプリケーションを構築、実行する為のオープンプラットフォームです。
ここではUbuntu 16.04上でEMS 2.0.0用のDockerイメージを構築して実行する方法について簡単に説明します。Dockerそのものについての説明はありません。
Dockerについての詳細は公式資料をご確認ください。
Docker上でのEMSの実行
1. Dockerをインストール
2. EMS dockerイメージをプルする
sample:
sudo docker pull evostream/ems201-ubuntu1604:5649
利用可能なイメージ
・evostream/ems200-ubuntu1604:5550
・evostream/ems201-ubuntu1604:5649
Docker Hubで利用可能なイメージを確認できます。
3. コンソールからDockerを管理者権限で実行
# dockerd &
# exit
・Dockerはdaemonとして実行されます。
・管理者権限(もしくはroot)では"#"プロンプトが表示され、通常ユーザー権限では"$"プロンプトが表示されます。
管理者権限で以降のコマンドを実行する場合、
sudo
をつける必要はありません。・
ps -e|grep docker
でdockerの実行状況を確認できます。
4. Dockerをテストする
"hello world"デモを実行してDockerのインストールのテストをおこないます。
ここで作成されたimageファイルは後で削除可能です。
$ sudo docker ps -a
$ sudo docker images
$ sudo docker rmi hello-world
5. EMS Dockerイメージの実行
以下のスクリプトを実行して、Docker HubのEvoStream公開リポジトリにある構築済みのEMS用Dockerイメージを使用します。
sudo docker run --name <container_name> -i -t -p \
-p 1112:1112/tcp \
-p 1222:1222/tcp \
-p 1935:1935/tcp \
-p 4000:4000/tcp \
-p 4100:4100/tcp \
-p 5544:5544/tcp \
-p 6666:6666/tcp \
-p 7777:7777/tcp \
-p 8080:8080/tcp \
-p 8100:8100/tcp \
-p 8210:8210/tcp \
-p 8410:8410/tcp \
-p 8433:8433/tcp \
-p 8888:8888/tcp \
-p 9898:9898/UDP \
-p 9998:9998/tcp \
-p 9999:9999/tcp \
<image_name> bash
6. コンテナにログイン
ログインが成功するとプロンプトは root@<instance_id>
になります。
自動的にログインしない場合は下記のコマンドを使用します。
sample:
sudo docker exec -i -t 3cb068bca5b6 /bin/bash
7. EMSの起動
DockerイメージにはEMSライセンスが含まれていません。EvoStream Webサイトから試用ライセンスを取得するか、ホストマシンの License.lic
ファイルをコンテナ上の /etc/evostreamms
フォルダもしくは /config
フォルダにコピーしてください。
sample:
$ sudo docker cp /path/to/License.lic evostream/ems201-ubuntu1604:5649:/etc/evostreamms
Dockerコンテナ内のEMSを管理者権限で起動します。
実行中のインスタンスのコンテナ名を確認するには sudo docker ps -a
コマンドを使用してください。