ストリーミング
ライブストリーミング
Stream Live
Stream Liveは、絶対パス(URL)を格納するという点でStream VODと非常によく似ていますが、ライブストリーミングの再生に特化しています。
Stream Liveは動画プレーヤーと連携して、HTTP、RTMPおよびRTSPプロトコルを介してメディアサーバーまたはCDNからのライブストリーミング動画の再生を可能にします。
Stream Live動画の作成
標準動画の作成と編集方法についてはこちらをご確認ください。
ここではStream Live動画の主な特徴である[メディア]タブに焦点を当てます。
Stream Live動画がチャンネルプレイリストに追加されている場合
いずれかの現象が発生する可能性があります。
1. 再生時間が00:00:00の場合、ビデオプレーヤーが動画の再生を開始するとライブが終了するかエラーが発生するまで再生を続けます。
2. 再生時間が指定されている場合、ビデオプレーヤーは指定された再生時間に達するまでライブビデオを再生します。
その後ライブは中断され、プレイリストの次の動画にスキップします。
Stream Live動画の作成
[+新規作成…]ボタンをクリックして、[Stream Live]を選択します。
タイトルを入力して[保存する]ボタンを押した後、[メディア]タブから対応するライブストリームのURLを入力します。
各画質ごとに、「ターゲット」に応じて1つ以上のスロットが表示されます(Flash、HTML5などの場合)。
注:画質とターゲットについてはこちらをご確認ください。
Flash、HTML5(iOS,Android,etc.)用の個別URL
利用可能なテクノロジーが異なるため、個別のライブストリーミングURLを指定する必要があります。
これはPC/モバイルデバイスによって異なります。
- Flash:RTMPまたはHLSストリーミングURLを指定します。これはINTER-STREAMがFlashビデオプレーヤーを使用している場合にのみ適用されます(デフォルトのプレーヤーはHTML5です。Flashはフォールバックとして使用されています)。
フラッシュストリーミングURLの例)rtmp://mymediaserver.com/live/mystream - HTML5 (HLS):CORSを有効にしたHLSのURLを指定します(HTTP Live Streaming)。
HLSのURLの例)http://mymediaserver.com:1935/live/mystream/playlist.m3u8 - RTSP:これは代替ストリームです。デバイス/ブラウザがFlashまたはHTML5+HLSをサポートしていない場合に限り、INTER-STRAMはRTSPのURLへのリンクを表示します。
RTSPのURLの例)rtsp://mymediaserver.com/live/mystream
複数のURLを同じビデオフォーマットに使用
ライブストリーミングにはビデオトラック用のH.264フォーマットとオーディオトラック用のAAC、2つの主な要素があります。
注:モバイルデバイスとの互換性を高めるには、H.264ベースラインプロファイル(レベル3)を使用してください。
例えば古いiPhoneやiPod Touchデバイスで正しく再生するにはこれが必要となります。
画質のURLをひとつだけ入力
利用可能な画質のうちひとつだけURLを入力したい場合は、他の[画質]スロットは空欄のままで構いません。
HLSサポートについて
・HTML5でのHLSのサポート
HLSは現在多くのモバイルブラウザでネイティブにサポートされています。しかしデスクトップブラウザの場合はそうではありません。HLSの再生はhls.jsライブラリを介してサポートされ、MediaSource拡張機能を備えた大半の最新HTML5ブラウザで動作が確認されています。
また、ビデオプレーヤーがhls.jsコンポーネントを使用できることを検出した場合は、ネイティブの再生環境よりも優先されます。
すべてのHLSリソース(URL)は、GET要求を許可するCORSヘッダを付けて配信する必要があります。
これはデスクトップブラウザやChromecastデバイスでHLSを再生するために必須です。
・FlashでのHLSのサポート
FlashにおけるHLSでのライブストリーミング再生は、以下の(組込)サードパーティプラグインを通じてサポートされています。
・"mangui"による「Flashls」(デフォルト)
・DENIVIP Mediaによる「OSMF HLS」
URL変数を介してHLSプラグインを選択することも可能です。詳しくはこちら
また、FlashでHLS再生を可能にするプラグインはサードパーティによって開発されたものです。
これらに対するテクニカルサポートはおこなっていません。
MPEG-DASH
INTER-STREAMでDASHが有効になっていると、各画質に"HTML5 - DASH"のスロットが追加されます。
DASHのURLを入力した場合、HTML5ビデオプレーヤーはそれを最初の選択肢として使用しようとします。また、DASHのURLが何らかの理由で失敗した場合はHTML5 (HLS)のURLがフォールバックとして使用されます。
DASHが有効になっている場合の画質スロット
マルチビットレートURL+アダプティブストリーミング
単一の動画ファイル/ストリームを参照する単一ビットレートのURLとは異なります。マルチビットレートURLは、動画/ストリームのいくつかの画質を参照するマニフェストファイルへのアドレスになります。
マルチビットレートURLを入力すると以下の仕様となります。
1. シングルビットレートURLよりも優先して、最初の選択肢としてマルチビットレートURLが使用されます。
シングルビットレートURLはマルチビットレートURLが失敗した場合の代替として使用されます。
2. 画質メニューはマニフェストファイルで利用可能な画質に従って生成されます。
3. デフォルトではアダプティブストリーミングが使用されます。
動画が再生されている間、視聴者のインターネット接続の状態に応じてシステムが自動的に最適な品質に切り替わります。
視聴者が画質メニューから画質を選択しなおす事もできます。
- 【HTML5+HLS:HLSストリームが再生に失敗した場合】
GETリクエストを許可するCORSヘッダが欠如している可能性があります。
これが原因の場合、Webブラウザのデベロッパーツールで確認するとコンソールエラーが表示されます。 - 【HTML5+HLS:HLSストリームが再生に失敗した場合】
HLSのURLとシステムURLのプロトコルの違いに関連している可能性があります。例えばシステムURLのプロトコルが"https://"でHLSのプロトコルが "http://"の場合、Webブラウザは要求をブロックします。この場合、両方とも"https://"である必要があります。
これが原因の場合、Webブラウザのデベロッパーツールで確認するとコンソールエラーが表示されます。 - 【FLASH】
RTMPを介してメディアサーバーに接続できない場合は、RTMPのURLの前にスペースなしで"[fmsai:true]"と入力してください。
例)[fmsai:true]rtmp://my.media.server/live/folder/stream - 【FLASH】
ファイル/ストリームのURLが".smil"拡張子のないSMILファイルの場合は、SMILのURLの前にスペースなしで"[smil]"と入力する必要があります。
例)[smil]http://my.cdn./folder/filename